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筋緊張性頭痛
筋緊張性頭痛とは、頭部（頭蓋骨）の周囲を取り巻く筋群の持続的な 緊張によって引き起こされる頭痛です。
頭痛にも何種類かありますが、慢性の頭痛の70％が筋緊張性頭痛と言われ、 もっとも多いタイプの頭痛です。
- (1) 頭頂～後頭部にかけての痛み
- (2) 症状が持続する
- (3) 後頭部や頭部全体がギューッと締め付けられる様な痛み
- (4) 重苦しさや、軽いめまいをともなう
- (5) 入浴、飲酒により軽快
- 上記に当てはまる人は、筋緊張性頭痛の疑いがあります。
筋緊張性頭痛は、にぶい痛みが特徴ですが、我慢できないほどの症状ではないのが普通です。
症状が反復性におこる場合と、持続的に毎日のように続く場合があります。嘔吐の症状を伴うことはありません。
筋緊張性は、片頭痛ほどの痛みはないものの、頭が締め付けられているような頭の重い症状が起こります。
筋緊張性頭痛の原因
筋緊張性頭痛の原因は、身体的・精神的なストレスが複雑に関与していると考えられています。
●無理な姿勢の維持や長時間のパソコンの使用
●頭部から首や肩にかけての筋肉が緊張し血流が低下
●乳酸などの疲労物質が筋肉に蓄積
●神経を刺激して頭痛の症状を引き起こす
首筋の筋肉が弱い人ほど、頭部をしっかりと支えることができずに症状をを引き起こしやすい傾向があります。
身体的なストレスが無くとも、精神的なストレスのみが原因で頭痛の症状が出現するケースもあります。
●精神的に緊張した状態が長期間続く
●脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こす
●頭痛の症状を引き起こす
このような、精神的ストレスを原因とする筋緊張性頭痛は、真面目な性格や几帳面さを持った人がかかりやすいと言われてます。
筋緊張性頭痛の原因
筋緊張性頭痛と片頭痛が混じった慢性頭痛のことです。片頭痛がストレスから解放されたときに頭痛の症状が起こりやすいのに対して、筋緊張性頭痛はストレスにより首を囲む筋肉が過剰に緊張して症状が起こる傾向が多いようです。多くは首筋のこり、肩こりや眼精疲労といった症状を伴います。 片頭痛だけの患者さんは頭痛の無いときには頭がすっきりしているのですが、筋緊張性頭痛を併発すると、いつも頭が重い症状（頭重感）が続く場合が あります。軽度の筋緊張性頭痛であれば、原因となっていた生活習慣を改善するだけでよくなることも珍しくはありません。片頭痛については生活習慣 の改善も大切ですが、それだけで改善が難しい場合は、発作の予防や薬物療法を行うことも重要です。